夢魔の牢獄/西澤保彦

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


教師の田附悠成は、過去へ遡って友人たちに憑依するという特異能力を持つ。だが誰に憑くかは選べない。確実なのは、恩師の義理の息子が殺された22年前に戻ってしまうことだけ。身をもって体験する友人たちや被害者の不可解な行動、そして隠された女の死。迷宮入り殺人事件の“あの日”を繰り返す田附が辿り着いた驚愕の真相とは?



◆感想


 お、お、おぉ?
 なかなか冒険しましたなぁ。

 実験的な試みなのでしょうか。
 西澤さんの作品にしては珍しい……というか初ではないでしょうか。
 妙に性的な描写が多かったです(−−)
 どこのエロ小説だよ。

 物語全体の感想ですが
 「一体、どうやって収束させるのかな(−−?」と思ったら
 尻切れトンボな感じで唐突に終わりました。

 ……が、その唐突さが良い余韻を作ってくれています。

 評価は分かれそうな一冊でしたが
 個人的には好きな読後感です。

 注意点として、帯の文句は気にしない方が良いでしょう。
 帯には「『七回死んだ男』を凌ぐ衝撃!」と書いてありますが
 本書は『七回死んだ男』とは方向性が違います。
 共通点は「タイムリープ物」という点だけですので、
 『七回死んだ男』とは比較しないで読んだ方が楽しめるはずです。


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、私の中にいる「やる気の神様」は、たまにトチ狂いやがります。
 今回も、そうでした。

 やる気の神様が言うのです。
 「ちょっと村上春樹の小説に出てくる主人公っぽい生活を送ってみろよ」と。

 「なんで?」と聞いたところ、返ってきた答えは「何となく」でした。
 やれやれ。

 ということで、今日は久しぶりにパスタを茹でます(−−)
 もちろん、ゆで加減はアルデンテです。

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タグ:西澤保彦
posted by ササキマコト at 05:50 | 小説

京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道/円居挽

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


街歩きサークルの遠近倫人は、幻の古書を探すため、古本市でバイトを始めるが、不可解な万引き騒動に巻き込まれてしまう。そんな中、恋い焦がれる謎好き女子・青河幸の態度が急によそよそしくなり…。下鴨神社、鉄道博物館、時代祭…神出鬼没の謎解きバー「三号館」の妖艶な女マスターのヒントを頼りに、倫人はこじれた恋と謎に結論を出すことができるのか?青春の輝きと謎が夜空に舞う、京都ご当地ミステリー、第2弾。



◆感想


 『京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ』の続編です。

 安楽椅子探偵ものの日常の謎系連作短編ミステリーですが、
 キャラ物としての色が強くなってきました。
 登場人物の関係性をつかめていた方が楽しめるので
 できれば刊行順に読んであげてください。

 全体的には、良い意味で癖がなくて楽しめました。

 残念ながら三作目はまだ出ていないようですが、
 もし発売されたら読んでみようと思います。


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、銀行から、通帳を発行しない口座への切り替え案内が来ました。

 ……が、いまいち利用者側のメリットが分からなかったりします(−−ゞ

 今は通帳ありの口座なのですが、普通にインターネットで残高照会できますし、
 振込は別の銀行口座でやっているので不便がありません。

 銀行として通帳を廃止したいのは分かります。
 通帳を発行したり印字したり、いろいろとコストがかかるでしょうからね。

 ただ、利用者側のメリットが、ほとんどなくない(−−?
 特に、通帳なしのメリットとしてあげられがちな
 「記帳や繰り越しの手間がなくなる」と「通帳を紛失する心配がない」は
 別にメリットじゃないでしょ(−−;

 記帳や繰り越しが面倒だったら、やらなければいいだけです。
 通帳を紛失するのが心配だったら、シュレッダーにかければいいだけです。

 通帳なしの口座から通帳ありの口座への切り替えは
 面倒くさい手続きが必要になるっぽいので、
 通帳をシュレッダーにかけて疑似的な通帳なし口座にしておいて
 「あっ!やっぱ通帳が必要だわ!」となったら紛失手続きをする方が
 通帳なしの口座に切り替えるよりもお得っぽい気がするのですよね(−−ゞ

 ということで、通帳なしの口座に切り替えるメリットが
 (少なくとも私には)ないと判断しました。

 通帳を使うなら通帳なしにすると不便になるし、
 通帳を使わないならシュレッダーにかければいいだけでしょ(−−)

 個人的には、恩着せがましく「お客さまのこと考えました!」的なことを言われるより
 「コストを削減したいから廃止するね!」と言われた方が潔さを感じて好きです。

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タグ:円居挽
posted by ササキマコト at 14:38 | 小説

未来からの脱出/小林泰三

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


サブロウは森に囲まれた老人ホームらしき施設で、平穏な日々を送っていた。だが自分は何者でいつ入所したのか、そもそもこの施設は何なのか、全く記憶がないことに気付く。不審に思っていると、謎の「協力者」からのメッセージが見付かった。「ここは監獄だ。逃げるためのヒントはあちこちにある。ピースを集めよ」サブロウは情報収集担当のエリザ、戦略策定担当のドック、技術・メカ担当のミッチという仲間を集め、施設脱出計画を立ち上げるが…!?『アリス殺し』の鬼才が仕掛ける予測不能の脱獄SFミステリ。



◆感想


 怪しい施設からの脱出を目指す流れで始まった本作ですが、
 思わぬところに着地しました。
 なるほど。
 これは確かに「脱獄SFミステリ」ですね。

 ただなぁ(−−ゞ
 テーマがテーマだから仕方ないのかもしれませんが
 自業自得というか「藪をつついて蛇を出す」感が満載だったんだよなぁ。

 主人公の行動が終始空回りしているように感じて
 あまり共感できませんでした。

 先が気になる展開で、読んでいて面白かったのですが、
 好きか嫌いかで言えば「別に……(−−ゞ」という感じです。


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、今週は4連休だったのですね。
 昨日、土曜日なのにジャンプが売っていたので気付きました。

 たまには私も連休っぽいことをしようかな〜とも思ったのですが、
 ある意味、毎日が日曜日みたいなものなので止めました。

 ということで、今日もいつも通りに過ごしまっす(−−)ノ

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タグ:小林泰三
posted by ササキマコト at 07:05 | 小説