本の内容(Amazon.co.jpより引用):
父親が自分と同じ道を志そうとしている息子へ、
男の言葉で語るビジネスの世界のルールと人間の機微。
ここではビジネスマンがその生涯で遭遇すべきあらゆる局面が取り上げられ、
その対応の姿勢が経験をもとに熟考されたウイットのある表現で語られている。
読んだ時期:
2008年10月〜2008年11月2日。
レビューとか感想とか:
とーちゃんから息子に宛てた手紙。以上!
一言で言うと本当にそんな感じなのですが。。
息子がビジネス上何か困った事に陥る。もしくは何か喜ばしい事がある。
それをとーちゃんがどこかしらから聞きつけて、手紙と言う形で
慰めたり応援したり諌めたりするってなお話です。
お話と言いつつ、30通分の手紙の内容が記されているだけなんですけどね。
多少心配性で説教臭いとーちゃんですが、含蓄のある事を
息子に対して敬意を持ってアドバイスしています。
手紙の内容はふんふんと考えさせられる事もあれば
えー、それはちょっと。。と思う事もありました。
ビジネス書として分類されてはいますが、個人的には
子供の教育用として読んでも面白いのではないかと思っています。
この手紙を書いてるとーちゃん、息子の事を心配しつつも
一人の人格を持った人間として、敬意を持って接しています。
エスプリの効いた言い回しも中々に素敵ですし
ある意味対等な存在として息子を扱っています。
息子とのそーゆー関係に憧れながらも
理想と現実は違うんだよ、と嘆いてる世の中のおとーさん方、
一度手に取ってみては如何でしょう?
「ある意味対等な存在として息子を扱う」ってのはとっても大事だと思います。
下に見てる人間と対等な関係なんて築ける訳が無いですし、
どんなに上手く隠しているつもりでも相手にも伝わってるもんですし。
対等に扱いながらも締めるべき所は締める。
そんなテクニックも満載な本です。・・・多分。
お気に入り度:
★★★★