本の内容(Amazon.co.jpより引用):
暴力、ドラッグ、幼女売春…。
ジャズバーのバーテンの顔をもちながら、闇の世界に生きる夏彦。
彼を次々と襲う危機また危機。
果たして夏彦は、暴力と欲望の地獄から幼女アリスを連れて逃げ出すことができるのか?
骨太なストーリー展開と押し寄せる感動の波が見事に共振する
ミステリー第六回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
読んだ時期:
2008年11月11日。
レビューとか感想とか:
昨日の「不思議の国のアリス」とアリス繋がりで読んだ一冊。
タイトルだけで買ったので内容には特に・・だったのですがあらビックリ。
とっても面白かったです。話にぐいぐい引き込まれました。
内容はまぁ、借金まみれなバーテンダーのお兄ちゃんが
借金踏み倒そうとして捕まって働かされてアリスと出会って
一緒に逃げ出そうとして・・ごにょごにょ。
ミステリーとは言っても推理小説ではありません。
伏線が張られてて〜それが、ジッチャンの名に掛けて〜とかは全然無いので
何も考えないで物語に集中した方が楽しめます。
むしろ、とっても個性的な登場人物達が織り成す人間模様と
事件が織り成す緊迫感を楽しむヒューマンドラマです。
殺人だったり拷問したりといったバイオレンスな事が出てくるので
その手の話が苦手な人は読まない方が良いと思います。
そんなの気にしねーもん、へっへーん。って方は
読んでみても良いと思いますよ?
お気に入り度:
★★★★★