おりこうさん おばかさんのお金の使い方

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 儲かるしくみは、すべて頭のいい人が作っている。
 ポイントは貯めてから使う、高額なモノは通販で購入など、
 普段の生活におけるさまざまなケースを取り上げ、
 お金のしくみとインチキを見破るための知識を伝える。


読んだ時期:

 2008年12月3日。


レビューとか感想とか:
 タイトルと目次、中身を軽く読んでみて
 さらっと読みやすそうだな〜と思って買った本です。
 中身も分かりやすく、さらっと読みやすかったです。
 「なるほど!確かに!」と思う事も書かれていました。
 ですが、単元毎の繋がりが破綻しています。
 その為、ご都合主義の論理展開としか感じられませんでした。
 部分部分「だけ」を見ると、なるほど!と思う事も書かれていただけに
 残念でなりません。可愛さ余って憎さ100倍!
 と言う訳で、致命的に気に喰わないです、この本。

 例えば、こんな単元がありました。
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 「資産、どうやって守りますか?」

 おばかさん→資産を減らしたくないので、国債、郵便貯金など
       リターンはあまり見込めないけれど
       「一見」リスクのほとんどない金融商品に預けちゃう

 おりこうさん→資産を減らしたくないので、ある程度リスクは伴うが、
       自らの裁量次第でよいリターンが得られる対象に投資する

 ※本文より引用
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 これってインフレリスクについてのお話なんですね。
 現状の資産の維持で満足しちゃってると
 インフレになった時に涙目になるよ〜って。
 ちょっと小難しく言うと、物価上昇によって貨幣価値が下がって
 資産の金額は同じでも相対的な価値が目減りしまっせ。ってな話。
 ん?小学生にも分かるように簡単に言えって?
 よし、頑張る!
 10年前、太郎君(仮名)は1000円持っていました。
 その頃、太郎君の大好きなジュースは1本100円でした。
 太郎君はジュースを何本買えるかな〜?
 そ〜だね〜、10本だね〜。
 ところが太郎君、せっかくの1000円を使うのが嫌で我慢しました。
 あれから10年、1000円は今も手元にあります。
 太郎君の大好きなジュースは1本120円になっていました。
 太郎君もいい大人、1000円でジュースを大人買いしようとしました。
 さて、太郎君はジュースを何本買えたかな〜?
 そ〜だね〜、8本(120×8=960)だね〜。
 あれれ〜?10年前はジュースが10本買えたのに
 今は8本しか買えなくなってるよ〜?
 そう、これがインフレリスク。・・って話がめっちゃ逸れましたね。

 このインフレリスクは「うんうん、そのとーり」って思って読んだのですよ。
 おりこうさんの選択が果たして本当に「おりこうさん」かは置いておいて
 確かにインフレリスクは考慮せんといかんよな〜と。

 んでもって、次の次の単元あたりでこんなのが出てきました。
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 「今日の百万円か、一年後の百二十万円か?」

 おばかさん→「たった二十万円の違いなら、今日の百万円に決まってるじゃないか」と
       今日の百万円を選ぶ人

 おりこうさん→迷うことなく一年後の百二十万円を選ぶ人

 ※本文より引用
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 要はこれ、一年後の百二十万円を選んだ人は100万円を年率20%で貸し付けたと
 考えるってなお話らしいです。まぁ何か色々と述べられてはいましたが
 年率20%で運用なんてかなりいー感じじゃん?
 そこまで考えて一年後の百二十万円を選ばないとね〜みたいな話でした。

 ・・・インフレリスクを考慮しないのは何故?
 1年後に物価が1.2倍以上になってるかもしれんでしょが。ちょっとは迷えよ。

 一時が万事そんな感じで、ちょっと前で熱く語った事をスコーンと飛ばして
 その単元の言いたい事に合うように論理が展開するので私は混乱しました。
 「あれ?さっきと話違くね?」って。
 まぁそんな感じの本です。
 単元間の繋がりの矛盾を許容、もしくは無視出来るのであれば
 読みやすいですし面白い本だと思います。


お気に入り度:
 ★




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posted by ササキマコト at 12:30 | ☀ | 個人的にいまいち