ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 「ぼく」は小学四年生。
 不思議な力を持っている。忌まわしいあの事件が起きたのは、今から三ヵ月前。
 「ぼく」の小学校で飼っていたうさぎが、何者かによって殺された……。
 大好きだったうさぎたちの無残な死体を目撃してしまった「ぼく」の幼なじみ・ふみちゃんは、
 ショックのあまりに全ての感情を封じ込めたまま、今もなお登校拒否を続けている。
 笑わないあの子を助け出したい「ぼく」は、自分と同じ力を持つ「先生」のもとへと通い、
 うさぎ殺しの犯人に与える罰の重さを計り始める。
 「ぼく」が最後に選んだ答え、そして正義の行方とは!?


読んだ時期:
 2009年3月8日。


レビューとか感想とか:
 前作「凍りのくじら」がSF(少し・不愉快)だったので実は期待していなかったのですが
 こっちは名作でした!ヾ(´∀`)ノ
 思わず顔文字で喜びを表現しちゃう位には気に入りましたよ。
 内容はちょっと不思議な・・否、ちょっとどころでは無い不思議な能力を持った男の子がいて
 仲良かった女の子が大好きだったウサギ達が惨殺されちゃって
 その女の子がPTSDになって心を閉ざしちゃって
 犯人に復讐すんぞ!ゴルァ!なお話です。
 テーマは「罪と罰」でしょうか。
 今回は主人公に素直に共感出来たのでとっても楽しめました。
 基本的に今まで読んだ辻村深月さんの作品は全部主人公が精神的に病んでて
 その理由が元々の性格だったり幼い頃のトラウマだったりで
 いまいち感情移入できない事が多かったのですが
 今作の主人公はごにょごにょの背景も含めて
 自分の中で素直に消化出来たので感情移入しながら読む事が出来ました。
 「そーだよね、私でもそーなったら多分そーするわ」みたいな感じです。
 ちょっと残念・・と言うか勿体無いな〜と個人的に感じたのは
 この作品に限った事ではないのですが、
 大体全体の9割で伏線張ったり事件を起こしたりで
 残り1割で一気に伏線回収→エンディングな中華料理のような構成になっています。
 その為、どうしても駆け足で解決してる感じがしちゃうのですよね。
 出来ればもうちょっとゆっくり解決の過程を味わいたいな〜と思いました。
 読み終わった人にしか分からないとは思いますが
 もしかしたら読み終わった人も分からないかもしれませんが
 ふみちゃん、覚えていたって事はあれがあれしてないって事なんだから
 そんな唐突にあれしちゃわないで主人公がもう一頑張りして
 あれしてあーなるって流れにして欲しかったです。個人的には。

 章タイトルがかる〜く言葉遊びになってたりちんまい伏線が結構あったりするので
 それを探しながら読んでみるのも楽しいと思いますよ。

 さて、昨日は嗜む程度にお酒の席を楽しんできました。
 ついでに「龍が如く3」が無性にやりたくなる出来事があったので
 PS3を買おうと帰りにヤマダ電機に寄ったのですが、
 持ち合わせの現金が足りませんでした。
 と言う訳で今から不貞寝します。おやすみなさいませ。


お気に入り度:
 ★★★★★




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posted by ササキマコト at 17:00 | ☔ | 小説