九杯目には早すぎる (双葉文庫) (文庫)

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 休日に上司と遭遇、無理やり酒に付き合わされていたら、
 上司にも自分にもまるで予期せぬ事態が―(小説推理新人賞受賞作「キリング・タイム」)。
 などなど、運の悪い男が不幸な目に遭う見本市のような、
 憐れにも可笑しい、上質のミステリー九編。
 「小物のセコさを書かせたら抜群にうまい」と評される著者の腕に酔い、
 大失敗のドキドキをご一緒にいかが。


読んだ時期:
 2009年5月21日。


レビューとか感想とか:
 タイトルと表紙だけで衝動買いした一冊です。
 読んでみたら短編集でした。
 だから私は短編があまり好きではな・・中々良いじゃないっすか。
 本書は短編集とショート・ショートが交互に登場し、全部で9作品載っています。
 それぞれの短編及びショート・ショートには関連性は無いです。
 内容は全般的にミステリー風味で、感想としては
 「ん?どういう事?」と「あっ、なるほどね!」が大部分を占めました。
 総合的にはパズル的な小説だと思います。
 最後までオチ(楽しみ所)が分からないお話もいくつかありましたが
 話の意図に気づいた時には、漏れなく「アハ体験」が出来ました。
 個人的には、最後の短編のタイトルに含まれているダブルミーニングがお気に入り♪
 結局未だに分からないモヤモヤ感もあったりしますが、
 この作家さんの他の作品も読んでみたいな〜と思いましたとさ。

 さて、禁煙週間の方ですがいー感じにテンパっております。
 「タバコを吸いたくてたまらな〜い」ってのはこれっぽっちも無いのですが
 いつでもどこでも眠くて仕方ないのと激しい頭痛が猛威を振るっております。
 後はすぐにお腹が空くの。どなたかセロトニンを分けて下さいな。

 ん?セロトニンですか?
 鬱とかに興味が無い方と禁煙に興味が無い方は耳慣れない言葉かもしれませんが
 セロトニンっつーのは神経伝達物質の一種らしいです。
 すっごい大雑把に言うと、セロトニンが不足する事によって
 イライラしたりブルーな気分になったりといった「情緒不安定」になったり
 後は鬱的な症状が出たりするみたいです、ハイ。
 専門家じゃないので良く分かりませんが。

 ほんでもって喫煙する人ってニコチンを身体に入れますよね?
 そーするとニコチン君がセロトニンちゃんを呼び出してくれます。
 「セロトニンちゃ〜ん、あ〜そび〜ましょ〜」って。
 そーなるとお母さん、もとい脳みそさんは
 「ほらほらセロちゃん、たまにはお外で遊んだら」と促す事が減るのですね。
 どーせニコチン君が遊びに連れてってくれるっしょーって。

 このようになっている人が禁煙しよう!とか思っちゃったりすると
 ニコチン君がセロトニンちゃんを呼びに来ない上に、
 脳みそさんもセロトニンちゃんをお外で遊ばせようとしないので
 セロトニン不足になっちゃうらしいんですね、ハイ。
 セロトニン不足の症状が酷い場合は
 所謂「禁煙鬱」と言う状態になってしまう事もあるみたいです。
 ただこれって、個人差が物凄いっぽいみたいなんですよね。
 ネットで見てまわった限りですが、全然平気だった!って人もいれば
 今も病院に。。って人もいるみたいですし。

 まぁそーゆーメカニズムもあるみたいでっせってのは押さえつつも
 必要以上に気にしないので一番ですね。
 人間なんて思い込みの生物です。
 思い込み一つで病気にもなれますし禁煙も出来る訳です。

 以上、仕入れたてホヤホヤの豆知識でした。あまり役には立たないけど。


お気に入り度:
 ★★★★★






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posted by ササキマコト at 17:21 | 🌁 | 小説