本の内容(Amazon.co.jpより引用):
美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。
三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、
自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。
自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。
「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。
読んだ時期:
2010年7月1日。
レビューとか感想とか:
叙述トリックが売りのミステリーが読みたいなぁ、と思ったのですよ。
「十角館の殺人」や「イニシエーション・ラブ」みたいな。
そんなきっかけでネットで探したら出てきた一冊です。
内容ですが、シリアルキラーな主人公がターゲットを決めて
スキを窺っていたら模倣犯に先を越されちゃったなお話。
所謂主人公パートによる真相の捜査と警察パートによる捜査が進み
あっと驚く?結末に向かいます。
どのようにあっと驚くかはネタバレになっちゃうので書きません。
いえいえ、別にネタバレしないポリシーがある訳では無いですよ。
単純にネタバレな感想部分を隠すのが面倒臭いだけです。
ネタバレな解説してるサイト様はいっぱいあるし、
ネタバレ系のお話はそちらにお任せします。
正直、解説するの自体面倒臭い。
と、ぶっちゃけた所で感想です。
確かに叙述ミステリーだった!
「十角館の殺人」よりは「イニシエーション・ラブ」よりでしょうか。
巧みに誘導しつつ、ちょっと「あれ?」と引っかかる所も多く
匂わせつつ隠そうとしてる、みたいな小説でした。
正しく私が読みたかった系統の本ですね。
お気に入り度が低いのは、単純に私の好みの問題です。
最初に何か事件が起きて、刑事が事件を追いかけつつ推理していく
火曜サスペンス的なお話があまり好きではないのです。
何かパターン化されていて途中で眠くなっちゃうのですよ。
その為、事件が起きている問題パート的な部分であまりのめり込めず
それに比例して解決パートでの驚きが少なかったように思います。
確かに「なるほど」なんですが「そーゆー事か!」ではなく
「ふーん、それは気づかんかったなぁ」となりましたとさ。
よし、私も叙述トリックを仕掛けよう。
遊んでたと思ったら仕事が完璧な形で出来ちゃう叙述トリック。
トリックっと言うより夢ですね。妖精さん、私が寝てる間に頑張ってちょんだい!
お気に入り度:
★★
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