本の内容(Amazon.co.jpより引用):
本書は、シリアルナンバーの解析や条件分岐の書き換え、
マシンコードの解読、デバッガの使い方などを通して、
いかにすればクラックされないソフトウェアをつくることができるか、
クラックする側の視点を交えて解説した入門書です。
また、Pentiumシリーズのアセンブラ入門としても使えます。
くれぐれも本書で得た知識を不正な目的で使用するのはおやめください。
読んだ時期:
2010年10月5日〜2010年10月7日。
レビューとか感想とか:
萌え絵な表紙に騙されちゃいけない、中々手ごわい奴でした。
内容は、シリアルクラックと使用期限のクラックを題材に
どーすればクラックされにくいソフトを作れるか、
クラッカー側の視点から書かれている本です。
基本的に本書は美咲ちゃんとお兄ちゃんの会話形式で進みます。
美咲ちゃんが先生、お兄ちゃんが生徒で講義が始まる感じです。
会話形式の為文章自体は読みやすかったのですが・・
内容自体は分からん人にはちんぷんかんぷんでしょう。
実はこの本、5年位前に買ったのですよ。
ですが当時の私にはさっぱり分からん内容だったので押入れに放り込まれていました。
あれから5年。
この業界での経験も10年近くなりそろそろ若手卒業、
ベテランの域に片足突っ込み始めた私がリベンジかましたるわぁ!と引っ張り出した訳です。
まぁリベンジかましての感想はあれですね。
さっぱり分からんかった_| ̄|○
・・・と書くと語弊がありますね。大雑把には分かりました。
要はあれと同じです。
ドキュメントも何も無い、他の方が作ったシステムにバグがあるので直して欲しい。
ってな感じのお仕事の依頼を受けた時にやる事と一緒。
エディタで中身見てデバッガで解析して必要な所を書き換える。そんだけ。
本書ではそのやり方の一例が実際に試しながら理解できるようになっています・・はずです。
私の場合、アセンブラが良く分からんので実例部分がさっぱり(−−;
何となくやってる事のイメージは掴めるのですがイメージしか掴めませんでした。
手に取りやすい(?)表紙で前半部分はかなり取っ付きやすいですが、
ある程度プログラミングと接した事が無いと後半部分の理解は難しいと思います。
ちなみにデバッガとしてOllyDbgを使用してサンプルを動かす形になっていますので
OllyDbgの使い方を理解する上では役に立つかと。
ふぅ。
専門分野にある程度近い為か感想が長くなってしまいました。
別にクラッキングしたいとかではないのですが、
この手の分野には結構興味あるんですよ(^^ヾ
特にネットワークセキュリティ関連に興味があるのですが
セキュリティ関連ってどうしても攻撃方法を知らんと話にならない所があるので。
やり口を知らないと対処のしようも無いですしね。
あと個人的な理由として、時間と予算と気持ちの関係上
使い捨てにならなそうな技術を押さえていきたいってのがあります。
例えば言語系(C言語とかJava)とかって流行り廃れがあるじゃないですか。
新しい言語が出てきたら古い言語はぽいっ(−−)ノノってな感じで。
その点セキュリティ関連は完全に陳腐化する部分が少ないかな・・と。
正直、それ関連でお仕事を頂くのには知識経験共に足りな過ぎると自覚しています。
なもんで現段階ではその分野の仕事を頂く為に勉強している訳では無いのですが
ゼネラリストを目指す身としては技術の底上げには良いかな、と目を付けているのです。
まぁそんなカッコ良い事を考えているんで、
時間に余裕がある内にガッツリそっちの分野で遊んでおきますね(−−)☆
今週はそんな感じでいってみまーす♪・・って今週もう半分終わった?!Σ(´・д・`)
あっ、そうそう。
未だに訊かれる事が多いのでこの場をお借りして書いておきますが
「ブラッディ・マンデイ」のファルコン様はフィクションですよ。
広い世の中、実際にそれ位出来る方はいらっしゃるのかもしれませんが
少なくとも私は出来ませんし私の周りにも多分いません。
お気に入り度:
★★★
■お仕事用Webサイト
ITの万屋 PCS - Piyopiyo Create Service
■ランダムでファジーなランキング?サイト
らんだむふぁじーらんきんぐ?らふら
※携帯電話には対応しておりません。

