私の男/桜庭一樹

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、
 アパートの押入れから漂う、罪の異臭。
 家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?
 この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―。
 黒い冬の海と親子の禁忌を圧倒的な筆力で描ききった著者の真骨頂。

読んだ時期:
 2011年8月24日。

レビューとか感想とか:
 桜庭一樹さんの作品は久しぶりです。
 内容は親子で恋人同士で殺人者で逃亡者の話。
 娘が結婚するところから話が始まり、読み進める毎に
 舞台が過去にさかのぼっていく構成です。
 そのため前の章で出てきたよく分からないことが次の章で分かったりして、
 ちょっとミステリーっぽい雰囲気もありました。
 ただし全体としてストーリー自体はあまり重要では無く
 空気感を楽しむ作品だと思います。
 個人的には好きだけど、合う・合わないが分かれるんじゃないかなぁ。
 退廃的な話が好きな方は楽しめると思いますよ。
 ある意味で救いの無いお話で、それが良くも悪くも魅力的な一冊でした。
 あと、ついでの注意点として、一部津波関連の描写があるので
 そこら辺でトラウマってる人はご注意を。

 さて、先程ちょっくら敗北感でいっぱいになりました。
 私のお仕事の一つにシステム開発なんぞがあるのですが、
 このお仕事はコロンブスの卵を探すお仕事だったりもするのですよ。
 えっ?意味が分からんって?
 えーと、つまり「分かってしまえば簡単なお仕事」と言いましょうか。
 「『HOW』を見つけるお仕事」と言えるかもしれません。
 私がそー思ってるだけかもしれませんが、
 システム開発のお仕事ってのは意外と単純でしてね。

 1.お客さまのやりたいことが出来るようにする
 2.では、どーすればやりたいことが出来るのか?
 3.では、そもそもやりたいことはなんなのか?

 とさかのぼるだけのお仕事なのです。
 さかのぼる訳なんで最初にやるのは「3.では、そもそもやりたいことはなんなのか?」。
 この段階をIT業界ではカッコつけて「ヒアリング」とか「要件定義」とか
 「うんちゃら分析」とか良く分かんない横文字とかで表現します。
 ちなみにここで言う「やりたいこと」は「お客さまの」やりたいことなので、
 お客さまに訊かないと分かりません。うちらエスパーじゃないし。
 「色々教えてちょうだいよー」と必要な打ち合わせや無駄な打ち合わせが行われるのです。
 さて、なんか色々聞いてやりたいことは分かりました。
 次にやるのは「2.では、どーすればやりたいことが出来るのか?」です。
 この段階をIT業界では「基本設計」とか「詳細設計」とか「プログラム設計」とか
 「日本語で喋れよ、バーカ」って言いたくなるような横文字とかで表現します。
 この段階が実は大事だったりするんですけどね。
 大体時間が足りなくなって次の工程にシワ寄せが・・ごほごほ(−q−;)
 さて、最後は「1.お客さまのやりたいことが出来るようにする」です。
 この工程で実際にプログラミングしたりテストしたりマニュアル作ったり
 保守・運用したりバグ直したりたまにヤケ酒飲んだりすることになります。
 小規模な案件ですと「2.」と「1.」が同時進行したり
 「3.」と「2.」と「1.」が同時進行したりしますし、
 逆に大規模案件ですと9割以上の案件が予定通りに進まなかったりしますが、
 まぁ概ねそんな夏休みの予定表を作ってシステム開発は進むのです。

 前置きで話が膨らみ過ぎて書くの飽きてきちゃったのですが、
 昨日は「2.では、どーすればやりたいことが出来るのか?」を考えていましてね。
 丸一日うんうん唸っていたのです。
 天下のgoogle先生も今回ばかりは頼りにならないし、
 結局解決しないで「もー駄目だ」と諦めて寝たのですが。。
 起きたら閃いた!
 その後2分で頭の中で出来上がって10分で実際に動くところまでいきました。
 わーい、嬉しいなぁ(つд`)・°・。
 別に遊んでいた訳でもないしこの仕事はこんなもんだってのは分かっていますが、
 出来上がったコードのシンプルさに、もう、ね。
 あぁ、この3行のコードに私の1日が凝縮されたんだなぁと思うと感無量です。
 嘘です。
 たかだか3行に私の1日が費やされたと思うと悔しくてなりません。
 次にまた同じような問題に遭遇したら5分で解決して半日昼寝して
 残り半日ぐーたらしてやると心に誓いました。

お気に入り度:
 ★★★




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posted by ササキマコト at 13:40 | 小説