サイバーテロ 漂流少女/一田和樹/単行本

本の内容(Amazon.co.jpより引用):
 SNSに巧妙に仕掛けられた罠が、日本という「システム」をダウンさせる。
 「平坦主義」によるサイバーテロは数人の子どもたちが主導していた……。
 サイバーセキュリティのプロが描く「起こりうる事態」に戦慄する!

読んだ時期:
 2012年3月22日。

レビューとか感想とか:
 「檻の中の少女」の続編です。
 続編と言っても主要人物以外は引き継がれていなかったですし
 ストーリー的にも繋がりは見えなかったので
 前作を読んでいなくても問題無いですけどね。
 前作の「少女」は今作も出てくると思ったんだけどなー。
 ストーリー的には文字通り「サイバーテロ」に主人公が立ち向かうお話です。
 どちらかと言うと「ただ巻き込まれただけ」と言った方が適切ですが、
 仮にも主人公なので立ち向かったことにしましょう。
 個人的には「前作以上にマニアックになったなぁ」と感じました。
 私みたいにIT系に関わりがある人であればすんなり楽しめると思いますが、
 「パソコンさん、苦手ー」って方にはちんぷんかんぷんだろーよ。
 前作は上手くIT系の知識を作品に絡めたなーと感じたのですが、
 本作は「あれ?実は噛み砕けてないだけか?」とちょっと疑問を覚えました。
 前作は「同業者にもオススメできる小説」でしたが
 本作は「同業者にしかオススメできない小説」と言うのが率直な感想です。
 私が楽しめたのは事実なんですけどね。
 人を選びそうではありますが、IT系の用語に拒否反応が出ないようであれば
 楽しめると思います。

 まぁそこら辺の専門用語も含めてIT系っぽい雰囲気なんですけどね(笑)
 ご存知の方も多いでしょうが、IT系のお仕事をしてらっしゃる方は
 専門用語や横文字、略語を多用する方が少なからずいらっしゃいます。
 多分別業種の人からすると「日本語喋ってー(つд`)」って思うでしょうね。
 私もできるだけ噛み砕いて話すようには心がけていますが、
 それでも分からん人は分からんはず。
 だからうちらの業界、コミュニケーションが下手だと思われるんだよ。
 ぶーぶー。
 いや、まぁ実際下手な人は多いけどさ。
 ただ皆さんに誤解して欲しくないのはですね。
 悪気は無いのですよ。
 私の中で専門用語を多用する方は大体3パターンくらいに分類されています。
 パターン1「専門用語を多用するのがカッコ良いと思ってるアホ」。
 これは論外です。
 新人研修が終わった1年目の6月くらいから
 2年目に入るまでくらいの方に多いのでしょうか。
 「専門用語使ってる俺ってかっこいー」な人です。
 とは言っても、実はこーゆー方ってそんなに多くありません。
 いや、ホントに。
 パターン2「異業種の方と話す機会が少ない人」。
 同業者と話す時は専門用語使っても通じますからね。
 それにどっぷり浸ってるとなにが専門用語でなにが専門用語じゃないのか、
 どこまでが一般的に通じるのか分からなくなってきたりするのですよ。
 例えば私たちは「DB」と言う単語をすっげー当たり前に使うのですが
 これだってよく考えたら専門用語なんですよね。
 言われてみれば「おぉ、そーいやそーか」って感じです。
 ちなみに「DB」はデータベースのことね。
 最後にパターン3「根が真面目でちょっと不器用な人」。
 実はこれが一番多いんじゃないかなーと思います。
 嘘をつきたくないのですよ。
 きちんとしたホントのことを教えてあげたいのです。
 そのため正確に説明しようとします。
 正確に説明しようとすればするほど専門用語が多くなり
 相手に伝わらないってな悪循環。
 そもそも他に的確に表現できる単語があるなら
 専門用語なんて生まれませんもんね。
 正確に説明しようとすればするほど専門用語は増えるのです。
 「まぁてきとーにお茶濁しておけばいーかー」とは思えない人たちなのです。
 とは言ってもコミュニケーションが成り立たないと困ります。
 パターン1は論外としてもパターン2、パターン3の人と
 コミュニケーションを取る場合は、ちょっと無茶振りがオススメ。
 無理やり自分が分かる分野に例えてもらうのです。
 「だから〜、DBのダンプを〜」
 「すみません、カレーに例えてもらえませんか?」
 「ってな感じでロックされているので〜」
 「えっと・・金融業界で言うとどんな状態ですかね?」
 根が真面目なSEさんは必死に考えてくれると思いますよ。
 的確な例えが出てくるかは知らんけど。
 えっ?やっぱりよく分からん例えしか返ってきませんでした?
 それは困りましたねー。
 でも、SEさんやプログラマさんも血の通った人間だってのは伝わりましたよね?

 う〜む、我ながら綺麗にまとめたな。
 自画自賛中です。

お気に入り度:
 ★★★




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posted by ササキマコト at 09:48 | 小説