◆本の内容(Amazon.co.jpより引用):
遠野綾は高校二年生。平凡な日々を送る彼女の一番の幸せは、
部活を通して知り合った他校の男子生徒、村瀬一哉と毎日電話で話すことだった。
何度も電話をするうちに、互いを友人以上の存在として意識し始めた二人だったが、
夏休みの終わりに一哉は事故死してしまう。
本来であれば、二人の物語はそれで終わったはずだった。
しかし一哉の通夜の晩、綾のもとに一本の電話がかかる。
電話の主は死んだはずの一哉。そして戸惑う彼女にその声は告げた。
死んだのはお前の方ではないのかと…。二人が行き着く真実とは!?
出会えぬ二人の運命は!?携帯電話が繋ぐパラレル・ラブストーリー。
◆読んだ時期:
2012年6月16日
◆レビューとか感想とか:
「真夏の日の夢」がかなり私好みのミステリーで
「ボクらのキセキ」が無難に面白かった静月遠火さんのデビュー作です。
何気にデビュー作だけ未読だったのでやっとこさ読めてすっきり。
ジャンルはミステリー風味でファンタジー要素のある学園恋愛物ってなところでしょうか。
お互い惹かれあいながらも結局会うことの叶わなかった高校生二人、
彼が死んだ世界の彼女と彼女が死んだ世界の彼が何故か電話で繋がり、
淡い恋の延長戦をしながら相手の死の原因を探るってな内容です。
個人的にミステリーとしては微妙。
展開が結構ベタで何となく先読みできちゃったし、
やられた感もあまりありませんでした。
一方、学園青春ものとしては結構好きです。
小ネタが満載でクスリとさせられると同時に、
結末がほぼ決まっているだけに切なさもありました。
ただまぁ・・中山さんのお母様が作る弁当のメニューと
校内放送の「かゆ…うま…」で台無しでしたけどね(笑)
これらのせいでどー頑張ってもシリアスに読めなかったですよ(==;
特に中山さんのお母様、中々にチャーミングな方みたいです。
全体的には、ヒヨコ連隊のピヨホワイトが何故か
銀魂のエリザベスで脳内再生されたことを除けば
概ね満足できた一冊でした。
さて、昨日も雨、今日も雨。
徐々に梅雨らしい天気になってきましたね。
この時期は急に冷え込んだりもするので
風邪とか引かないように気を付けて下さいね。
特に朝晩と日中の気温差が大きくて、
服選びも中々に大変な時期ですから。
まぁ私は愛人二号(=コタツ)と戯れているので
全然大丈夫ですけどね〜 ̄3)〜♪
◆お気に入り度:
★★★
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※恐らく携帯電話には対応しておりません。