ゆくとし くるとし/大沼紀子

◆本の内容(Amazon.co.jpより引用)
 年末、久しぶりに帰省すると、そこには母と、オカマがいた。
 そんな予想を覆す我が家の風景に違和感を覚えながらも、
 閉じこもりがちな感情が、明るくたくましいオカマのお姉さんと、
 母のいつもと変わらぬ愛で、少しずつ開いていく・・・。
 第9回坊ちゃん文学賞大賞受賞作。

◆レビューとか感想とか
 「真夜中のパン屋さん」でおなじみ、大沼紀子さんの作品です。
 年越しっぽいタイトルなので読んでみました。
 内容は中編が二つ「ゆくとしくるとし」と「僕らのパレード」です。
 「ゆくとしくるとし」は「ほっこり」、
 「僕らのパレード」は「しんみり」とした気持ちになれます。
 ストーリー的な起伏はあまりありませんので
 雰囲気を楽しむ作品だと思います。
 どちらも読みやすくて優しい気持ちになれる内容でしたが、
 個人的には「僕らのパレード」の方が好きかな。

 

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 明けましておめでとうございます。
 旧年中はお世話になりました。
 本年もどうぞ宜しくお願い致します。
 毎年恒例のキャッチフレーズ決め、今年はいろいろ迷ったのですが
 「考えない2013」に決定しました。ぱちぱちぱち。
 アホっぽいキャッチフレーズですがそれなりに意図はあります。
 人間、やったことが無いことは不安です(−−)b
 ほんで私は最悪の状況を想定してから動くタイプなので
 未知のことに対するフットワークが重くなりがちなのです。
 もちろん失敗しないように(失敗しても後悔しないように)
 万全の態勢を取ってから行動することもときには必要ですが、
 全部が全部そうである必要もないかなーと。
 考えれば考えるほど尻込みするケースの方が多いので
 そうなる前にやってみるか、とね。
 知人の好きな言葉に「迷ってんならやっチャイナ」というのがあるのですが、
 それを真似っ子すると私の今年の目標は「迷う前にやっチャイナ」。

 というのが今年のキャッチフレーズの意図です。
 ただし(−−)b

 お金は出しません。
 もといお金が出ていくときは話が別です。
 いわゆる出資・投資の類ですね。
 「出資・投資」と書いてしまうと大げさな印象ですが
 「この仕事するにはこの機器が必要」等の
 ちょっとした設備投資も含みます。
 基本的には小心者で根は安定志向なので
 積極的に取るリスクは時間だけに限定して、
 金銭的なリスクは避けます。

 「生活の基盤が脅かされない限りは」との限定付きですが
 「やる前に考えない、考える前にやってみる」。
 2013年はそれを意識してやっていきますので
 本年もどうぞ宜しくお願いしまっすm(__)m

◆お気に入り度
 ★★★

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posted by ササキマコト at 12:44 | 小説