◆本の内容
なんの事情があるのか、親元に戻ろうとしない孫娘りんを連れ戻すために大富豪が送り込んだ青年・山吹みはるは、ちょっと変わった男だった。彼と話をしていると、自分の心の奥にあるわだかまりをついつい話してしまう。そして自分自身でそのわだかまりの原因を見つけてしまう。いわば当事者専用の名探偵を当事者の中に作り出すような青年だった。しかも、みはる自身は自覚ゼロ。そんなみはるの周りでは、今日も勝手にペチャクチャおしゃべりし、そして勝手に納得していく人がちらほらと。しかし一見すると無関係なそれらのわだかまり、すべてが繋がるとある大きな絵が見えてしまうのであった……。のようなお話です。
◆感想
いや〜、面白かったです。
ある意味、究極の聞き上手である青年みはる、みはるに語られることで徐々に明らかになる真実、
一見すると無関係な、でも実は繋がりのある事件、全体的に好みでした。
ちょっとごちゃごちゃし過ぎな嫌いはあるので、
状況を都度、頭の中で整理しながら読む必要があります。
そのため感覚で楽しむタイプの人は合わないカモしれません。
論理的に考えるのが苦にならない人は楽しめると思います。
あっちとこっちが繋がって〜、えっ?こっちも繋がってるの?
おぉ、ここも繋がっているのか、となるでしょう。
伏線と呼ぶには張り巡らせ過ぎた事件の連鎖、状況の繋がり、
そういったものを楽しめるSF小説でした。
やっぱり西澤保彦さんの作品は初期の方が好きだなぁ。。
◆お気に入り度
星5つ:★★★★★
◆日記とか雑談とか
さて、冷凍ミカンを食べました。
以前、ミカンをダンボール買いした時に食べきれなくてですね。
取りあえず冷凍庫に放り込んでおいたのです。
その後すっかり放置していたのですが、昨日見たところ、
皮が少し黒くなってきたような気がしたので食べました。
10個くらい。
美味しかったです(*´ェ`*)
でもお腹がちょっと心配でもあります(*;´ェ`*)