嘘つきパズル―究極の名探偵誕生/黒田研二

◆本の内容


美人妻と豪華客船の船旅に出た俺・間男(はざま おとこ)は絶海の孤島で目を覚ました。あれ?どうやら嵐の影響で船から投げ出されたらしい。同じように遭難した6人と合流した俺は、救助が来るまでその島で共同生活を送ることになった。最初は和気藹々とした雰囲気だったものの、人面猿を見つけたことをきっかけに状況は一変する。時を前後して殺人事件も起こり……みたいなお話です。お下劣本格ミステリー、バカっぽい雰囲気ですが中身は硬派な作品です。


◆感想


 下品でお下劣、そしてバカミス……と見せた本格物です。

 全体に漂う雰囲気は蘇部健一さんの『六枚のとんかつ』と似ていますが、
 きっちりミステリーしていました。
 最後のオチも「上手い!」と言いたくなるようなオチで好みです。

 見た目はお下劣、中身は男前、正しく本作登場人物のゼニーちゃんのような作品でした。
 バカっぽい雰囲気の作品が大丈夫なら楽しめると思います。


◆お気に入り度


 星4つ:★★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、昨日は料理がてら、片栗粉による粉塵爆発の実験をしました。




 ぼふっ。
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 皆さんも、袋から空気を抜くときはご注意を(−−)b


タグ:黒田研二
posted by ササキマコト at 10:26 | 小説