二人道成寺/近藤史恵

◆本の内容


一方は旦那として、もう一方は友人として、彼らは彼女に何を見ていたのか。人気若手女形の妻が意識不明の重体になって早や一年、彼女の意識は戻ることがなく、その事故にはほんの少し不自然な点があった。不信を感じた、ある人物からの依頼を受け、今泉文吾は動き出す。彼の解き明かす真実は一体何をもたらすのか。梨園が舞台の歌舞伎ミステリーです。



◆感想


 歌舞伎ミステリーとはいうものの、歌舞伎を知らなくても十分楽しめます。
 探偵ものではあるものの、探偵さんはほぼ空気です。居なくても困りません。

 独特なルールやマナー、それに葛藤し、翻弄される人たち、
 芸の世界における人間模様、それが本シリーズの読みどころでしょう。

 シリーズ物ではありますが、本作単体で読んでも問題ありません。
 「えっ?誰が探偵役?」と感じるかもしれませんが、それも問題ありません。
 謎解きよりも人の心の機微を楽しむ作品です。

 何となく芸の世界独特の空気感を感じることができました。


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、先日ブックオフで買い物をしたところ、
 以下の内容のレシートをいただきました。

 140709_162143.jpg

 小計:¥756
 レジサービス券:-¥100
 内税対象額:¥656
 内税:¥48
 合計:¥656

 です。
 これ、よーく見ると苦労の跡が垣間見えるんですよね。
 同業者としては泣けてきました(ノ∀`)

 推測混じりになってしまいますが、このレシートの計算方法は
 小計が¥108×7で¥756(税込)です。
 100円引きのサービス券を使ったので-¥100です。

 ここからが少しややこしいです(−−)b

 内税対象額は小計¥756と値引き-¥100を合算して¥656な計算なのでしょう。
 そして内税の¥48ですが、これは¥656÷1.08で本体価格を計算しているはずです。

 ¥656÷1.08=607.407407……なので、端数切り上げで¥608になって
 支払った¥656から¥608を引いて¥48を内税として扱っているのでしょうね。

 最初に考えたときは、買ったのが100円の本なので、
 ¥100×7冊−¥100(サービス券)で本体価格¥600に対して
 8%を掛けて¥48なのかと思いましたが、これだと合計¥648になりますからね。
 実際に支払った額¥656と合わないので却下しました。

 うん、内税額は内税対象額から逆算して計算してるはず(−−)☆

 そんな経緯で記載内容は取りあえず納得できたのですが、
 これはきっと苦肉の策なんでしょうね(−∀−;)

 だってこのレシート

 小計:¥756
 レジサービス券:-¥100
 内税対象額:¥656
 内税:¥48
 合計:¥656

 って書いてありますが、正しいのはどう考えても

 小計:¥756
 内税対象額:¥756
 内税:¥56
 レジサービス券:-¥100
 合計:¥656

 ですもん。
 本体価格¥700の買い物に対して8%の消費税¥56を加算して支払額が¥756、
 それに対する-¥100で¥656が、本来の計算のはずです。

 きっと消費税導入時や外税表記・内税表記の切り替えの際に
 システムを変更する範囲を最小限にしようとした名残なんでしょうね。

 最初は外税表記で

 小計:¥○○
 レジサービス券:-¥○○
 課税対象額:¥○○
 消費税:¥○○
 合計:¥○○

 な感じで書いてたんだろうなぁ、と推測すると共に、
 システムを作った人たちの苦労が偲ばれます(ノ∀`)

 分かってますよ。
 きっと予算と時間が限られた中で、できるだけ手を加えず、
 何とか新制度に合わせようと頑張った結果なんでしょ。
 他人事ながら、胃が痛くなる話です(−−A

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posted by ササキマコト at 13:59 | 小説