JOKER GAME/矢口武、竹内佑

◆本の内容


みなさんには、これからババヌキをやってもらいます。合宿という名目で集められた笹下第三高校3年2組の面々は「教育強化プロジェクト」の名目の元、ババヌキをさせられることになった。特殊ルールはあれど、基本は単純なババヌキ。最後までJOKERを持っていた人が負けなルールだ。ただし、負けた人とルールを破った人を待つのは……。みたいなお話です。



◆感想


 決して面白くなかったわけではないのですが、
 物足りない印象を受けました。
 良く言えば読みやすいのですが、全体的にあっさりとしています。

 人物の掘り下げが無いせいか、高島君や神田君をはじめ、
 あそこまで強気に(弱気に)豹変した理由がさっぱり分かりませんでした。

 特殊ルールの「契約システム」も、思わせぶりだった割には
 本当に思わせぶりなだけで終わりましたしね。
 尺の都合で、展開を早くするために用意されたのかな?

 全体としては、よくできたプロットを見ている気分でした。
 文章量が倍……じゃ足りないかな、三倍程度になるように肉付けすれば、
 面白い小説になると思います。


◆お気に入り度


 星2つ:★★


◆日記とか雑談とか


 さて、わわわIT用語辞典に、コラム

 「拡張子」の正体を教えてやろう

 を追加しました。
 拡張子ってーやつが一体何なのか、掘り下げています。

 気が向いた方は、覗いてやってくださいませm(__)m

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posted by ササキマコト at 12:38 | 小説