有限と微小のパン/森博嗣

◆本の内容


あの天才プログラマが再び登場。とあるソフトメーカが経営するテーマパークに招待された西之園萌絵と友人ご一行。そこは以前「シードラゴンの事件」と呼ばれる死体消失事件があったテーマパークであった。そして、萌絵たちの前で再び惨劇が起きる。協会の屋根から降ってくる死体、それが少し目を離した隙に消えてしまった。一体、誰が何のためにどうやって行ったのか?!そんな中、さらに第二、第三の事件が発生し……みたいなお話です。S&Mシリーズ最終作です。



◆感想


 別シリーズに続きますが、S&Mシリーズとしては最終作です。
 私はシリーズ最終作と捉えて読み進めたので楽しめましたが、
 純粋にミステリーとして読むと、ゴミ箱に放り投げたくなるかもしれません。
 バカミス一歩手前のギリギリです。

 あと、一応シリーズの締めの話なので、背景は把握しておいた方が良いです。
 少なくともシリーズ一作目の『すベてがFになる』は読んでおいてください。
 そうしないと、本作の楽しみ所で楽しめないと思います。

 それにしても、近しいレベルの者同士で行われる会話というのは、美しいですね。
 犀川先生と真賀田四季博士のやり取りが素敵でした。
 比較する相手が悪いと言えば悪いのですが、
 本作の萌絵さんは、完全に凡人代表になっていましたからね。
 個人的には、犀川先生と萌絵さんの関係性よりも
 犀川先生と真賀田四季博士の関係性の方が好みです。
 なんか、大人のお付き合いって感じで。

 あと、話の本筋とは関係ないのですが、
 瀬戸幸朗さんの正体が気になっています。
 この方は実在するのでしょうか。
 もし実在するのだとしたら、この人が一番凄いのではなかろーか。


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、最近、ご飯にもち米を混ぜて炊くのにハマっています。
 もちもちして美味しい(*´ェ`*)

 もち米の割合をかえると、結構食感も変わるのですよね。
 炊く度にあーだこーだと試行錯誤しています。

 今のところ、普通のお米2合に対してもち米0.5合が好みな組み合わせです。
 今度はこれで炊き込みご飯を作ってみようと思います。

 あぁ、食欲の秋ですなぁ(*; ェ`*)


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posted by ササキマコト at 12:26 | 小説