◆本の内容
座間味くんが帰ってきた。『月の扉』で「座間味くん」と呼ばれていた「彼」と友人の大迫警視長、さらに今回は女性巡査の南谷結月ちゃんが加わって、飲む、食べる、話す、を楽しむ、妄想型ミステリー短編集です。
◆感想
座間味くんシリーズを取り上げる度に言っている気もしますが、 星4つ:★★★★ さて、ゴールデンウィーク真っ只中ですね。
できれば『月の扉』を先に読んであげてください。
登場人物に対する思い入れが変わってくると思います。
内容は水戸黄門形式のミステリー短編です。
座間味くんとその友人の警視長、そして期待のニューフェイスで飲みに行きます。
そこで、ちょっとしたきっかけから過去の事件の話が始まり、
ひと段落したところで座間味くんが思いもよらない解釈を提示し、
「な、なんだって〜!」となって締めるまでが、お約束です。
ミステリーといっても、スッキリした解答があるわけではありません。
ご注意ください。
座間味くんの「思いもよらない視点から導き出された推論」が楽しみどころです。
個人的には今回登場したゲストキャラの性格が好みでした。
最初は雲の上の警視長との飲み会に緊張しまくりだったのが、
回を重ねるにつれて気が緩んでくるところが微笑ましかったです。◆お気に入り度
◆日記とか雑談とか
とはいえ、平日といえば平日です。
みなさんは今日もお休みでしょうか?
それとも、お仕事だったりするのですかね?(−−;
今日と明日を「どーせ休んでるでしょ?」と考えるか
「平日だから働いてるでしょ?」と考えるかで
その会社の社風が見えてくる気がします。
「どーせ休んでるでしょ?」と考える会社さんは気配が消えますが
「平日だから働いてるでしょ?」と考える会社さんからは
ふっつーに対応依頼の連絡とかが来ますからね。
それを見て「あぁ、この会社さんは、こんな社風か……」としみじみするのが
この時期の個人的な楽しみです。