◆本の内容
吾輩は犬である。名前はまだな……違う、違う。私は高貴な霊的存在である。人間からは……何だったかな。寒くて頭が回らないのだが……。おぉ、そうだ。確か「死神」だ。私は人間から「死神」と呼ばれる存在である。そんな高貴な私が何故犬の身体に入っているかというと高貴な使命のためである。私は未練を持つ者の未練を晴らす手伝いをし、その魂が死んだときに地縛霊化するのを阻止するために地上に派遣されたのだ。えっへん。そんな高貴な霊的存在でもある犬が、ひょんなきっかけから終末医療のホスピスに居候することになり、患者たちの未練を晴らす仕事をチマチマやっていたら、もっと大きな事件に巻き込まれる話です。
◆感想
最初は連作短編風味な流れでミステリー的なネタがシンプルだったので
「読みやすいけど仕掛けが単純だなぁ……」と少し残念に感じましたが、
最後まで読んで「おぉ、面白かった」となりました。
連作短編ではなく1つの長編だったのですね。
私が「単純だなぁ」と感じた仕掛けは挨拶代りの小ネタだったようです。
ふむふむ、なるほど。
長編だから読み応えがありました。
それでいて、読みやすかったです。
文章自体も読みやすいのですが、何より主人公の犬(?)が……(^m^)ププッ
高貴でありながらユーモアのセンスもあります。
展開自体はシリアスですが、どことなくユーモラスな作品でした。
本作の続編というか世界観がつながっている作品があるようなので
そちらも読んでみようと思います。
◆お気に入り度
星4つ:★★★★
◆日記とか雑談とか
さて、6月に入りました。
月の初めは良いですね。
「よし!今月は頑張るぞ!p(−−)q」と気合が入ります。
まぁ、アレですけどね。
日を重ねるごとに失速し、月末には「ぐで〜(O__)O」となるのが常ですけどね。
それでも良いのです(−−)b
「三日坊主、10個やれば1ヵ月!」の精神です(−−)☆
ということで、6月も(ゆるい感じで)頑張りまっす(−−)ノ