働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」/川添愛、花松あゆみ

◆本の内容


イタチ村のイタチたちが「こちらの言うことが何でも分かって何でもできるロボット」を作ろうとする(けど他の村にガンガン迷惑をかけまくる)寓話を通して、言葉によるコミュニケーションの奥深さと言葉が分かるロボットを作ることの難しさを学べる本です。寓話と解説で構成されています。



◆感想


 まず、イタチたちにウケました。
 本質的にはグータラでアホな怠け者なのですけどね。
 「楽をするためなら、どんな苦労も厭わない」感が垣間見えて少し好感が持てました。
 あと、ちょっと調子に乗りやすいところとか笑えます(笑)

 さて、そんなイタチさんが「言葉の分かるロボット」を作ろうとするわけですが……。

 いや〜奥深いですね。
 我々が当たり前にやっている言葉によるコミュニケーションのスゴさと
 人間という存在の柔軟さを認識させてくれます。

 それに伴い、それを機械で再現することの難しさ、
 課題の多さも感じさせてくれました。

 今では声で指示を出せる機械も少なくありません。
 スマホなんかにも音声認識であれやこれやできるサポートプログラムが付いています。

 本書を読むことで、それらの機能にどれだけの技術が詰め込まれているのか、
 なんとなくですが感じられるようになると思います。

 ……というのが本書の感想です。

 さて、ここ数日「人工知能の触りだけでも学んでおくか」と思い、
 できるだけ読みやすそうな本を5冊ほど読んでみました。
 その結果、私の中で特に「なるほどな〜」と感じたことは

 1.一口に「人工知能」と言っても学問的な分野は幅広い
 2.人によって言ってることが違う
 3.ディープラーニングはスゴい!……けど万能ではない

 の3つです。
 もちろん他にもありますけどね。
 大きなところでは、その3つです。

 ちなみに2は補足が必要だと思うので補足しておきます。

 今は3回目の人工知能ブームらしいのですが、ディープラーニングのお陰で、
 なんかスゴイことが起こりそうな気分になっている人も少なくないらしくてですね。

 その結果「よっしゃ!これからスゴいことになるぞ!」なイケイケドンドンな人と
 「いやいや、でも、まだまだ課題は多いっしょ」な石橋を叩く派な人で
 若干の温度差が出てきているようです。

 そんでもって、イケイケドンドンな人が書いた本と
 石橋を叩く派な人が書いた本では題材の切り取り方や
 今後の影響に対する解釈の仕方が違ったりしてですね。

 そこら辺を踏まえて情報を集めないと混乱しそうな気がしました。

 あくまでド素人が本を数冊読んだだけの印象ですが
 一般的に「人工知能」と呼ばれる何かに関しては
 「スゴい前進した気もするけど、まだまだ先は長い」状況なのかな?と思いました。

 個人的には、まだまだ先が長そうにも思えましたけどね。
 コンピュータ関連は短い期間で劇的に変わったりもするので、
 今後の展開が楽しみです。

 ってな感じで、人工知能の触りの勉強は終わり\(−−)/
 もう少し中身に踏み込んで勉強するかは今後の気分で決めます。


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、なんか微妙に身体がダルいです( ̄〜 ̄)
 これは風邪の前触れ?!Σ( ̄◇ ̄;

 ……という気もするのですが、単に疲れが溜まっているだけにも、
 あるいは睡眠時間が足りてないだけにも思えます。

 よく分からん(−−ゞ

 こんなときはアレですね。
 とりあえず、しこたま寝てみる(−−)b

 風邪でも疲労でも睡眠不足でも寝て損はないはずです。

 そんな言い訳をして、今日は長めにお昼寝をすることにしました。

 それでは、おやすみなさいませ(−−)ノ


posted by ササキマコト at 11:54 | 資格・専門書