ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン/小路幸也

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


ここは東京下町。堀田家は今にも朽ち果てそうな日本家屋で「東亰バンドワゴン」という古書店を相変わらずに営んでおります。花陽の医大受験を前に、春を待ち望む今日この頃です。常連の藤島さんの遺産相続がきっかけで思わぬご縁がつながったかと思えば、一方で闘病中の我南人のバンド仲間・ボンの病状はますます悪化し……。父から子へ継がれていく思いが込められた大人気のシリーズ第13弾!!



◆感想


 久しぶりに読んだ「東京バンドワゴン」シリーズです。
 さすがに13作目ともなると登場人物が多いですね。
 冒頭の人物紹介だけでも10ページ以上使っています。

 本書に興味を持ったけどシリーズを読んだことがない方は
 是非、1作目から読んであげてください。
 登場人物の相関関係が結構ややこしいので、
 順を追って読んでいかないと把握できません。
 そして、登場人物の相関関係を把握して読まないと
 本書の面白さは味わえないと思います。

 本作の感想としては、良い意味でいつも通りでした。
 登場人物が増えている分、ひとりひとりのエピソードは薄めになってきていますが、
 そこは仕方がない部分でしょう。
 初期は大暴れしていた老人チームが丸くなっていたり、
 線の細い印象だった若者チームに頼りがいが出てきていたり、
 おまけみたいだった子どもチームの存在感が増してきていたり、
 時間の経過を感じさせるのが上手です。
 「時間経過のある武闘派サザエさん」みたいな印象ですね。

 時間経過があるということは当然、出会いと別れがあるわけですが、
 できるだけ長くこのシリーズが続いてほしいと思います。


◆お気に入り度


 星4つ:★★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、ふと気付くと中指の側面が傷付いていることがあってですね。
 別に痛いとかはないのですが、いつの間にか薄皮一枚切れているのです。
 カッターで血の出ない程度に軽く切ったような感じです。

 その原因がずっと謎だったのですが、先日、ついに推測がつきました。

 おそらく瓶のフタです!

 フタを回して開けるタイプの瓶のリンゴジュースを株主優待とかで貰うのですが、
 そのフタが最初は結構固くてですね。
 ふんぬー!と全握力を投入して開けるのですが、
 そのときにフタに当たっている部分が切れているっぽいです。

 いやー良かった。
 かまいたちさんによる無差別攻撃ではないことが分かってスッキリしました(*´ェ`*)

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posted by ササキマコト at 01:39 | 小説