神の悪手/芦沢央

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


26歳までにプロになれなければ退会――苛烈な競争が繰り広げられる棋士の養成機関・奨励会。 リーグ戦最終日前夜、岩城啓一の元に対局相手が訪ねてきて……追い詰められた男が 将棋人生を賭けたアリバイ作りに挑む表題作ほか、運命に翻弄されながらも前に進もうとする人々の葛藤を、驚きの着想でミステリに昇華させた傑作短篇集。



◆感想


 将棋が題材のミステリー?です。
 一話目を読んで連作短編かと思ったのですが、
 実際には、ただの短編集でした。

 個人的に一番面白かったのは「ミイラ」です。
 将棋や詰将棋の基本ルールを知らないと楽しめないという弱点はありますが、
 ミステリーとしても物語としても楽しめました。

 逆にイマイチだったのは表題作の「神の悪手」です。
 「一体どうなるの?」とワクワクしながら読んでいたら、
 結局どうにもなりませんでした。

 全体的には尻切れトンボな印象の話が多かったです。
 私が将棋を(見るのが)好きだからかもしれませんが、
 読んでいて楽しく、物語の世界に引き込まれました。
 だからこそ逆に、最後に「あれ?もう終わり?」と感じる話が多かったです。


◆お気に入り度


 星2つ:★★


◆日記とか雑談とか


 さて、我が家のおじいちゃんパソコンが、さすがに限界そうです(つд`)

 2012年くらいに買ったWindows 7のノートPCがあるのですが、
 動画&音楽再生専用で今でも頑張ってもらっていてですね。

 作業中の私の荒んだ心を癒してくれていたのですが……
 たまに前触れなく力尽きるようになりました。
 擬音で表すと「ぷしゅぅん」みたいな感じです。

 まぁ、10年くらい頑張ってくれましたからね。
 いつ引退しても大丈夫なように心の準備をしつつ……
 限界まで頑張ってもらいます(−∀−)


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posted by ササキマコト at 13:14 | 小説