方舟/夕木春央

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、水が流入しはじめた。いずれ「方舟」は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまでおよそ1週間。生贄には、その犯人がなるべきだ。――犯人以外の全員が、そう思った。



◆感想


 評価が高かったので読んでみましたが、
 私にはハマりませんでした。

 主人公たちが陥る状況は特殊ですが、
 ありがちといえばありがちな展開なので、
 そんなに面白いと感じませんでした。
 結末に期待して惰性で読み進めた感じです。

 最後の展開は、意外性もあって驚く人が多いでしょう。
 ただ、残念ながら私は、評判が良いのを知っていたがために
 「こんな退屈なまま終わらないよね?何かあるよね?(−−)」と思っていたので
 そんなにビックリはしませんでした。

 とてもよくできた作品だと思いますし、
 評価が高いのも納得できる内容でしたが、
 個人的には可もなく不可もなく程度の面白さでした。

 まぁ、私の期待値が上がり過ぎていたからイマイチに感じただけで、
 普通の状態なら「やられたっ!面白かった!」となっていたでしょうけどね。
 客観的に見ると、良い本だと思います。


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、明日から、また数日お出かけしてきます。
 それに向けて、今日は諸々、準備しています。

 てんやっヾ(−−ヾ)

 わんやっ(ノ−−)ノ


タグ:夕木春央
posted by ササキマコト at 13:34 | 小説

名探偵誕生/似鳥鶏

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


小学4年だった僕は、となり町の幽霊団地へささやかな冒険に出た。その冒険に不穏な影が差したとき助けてくれたのが、近所に住む名探偵の「お姉ちゃん」だった。彼女のとなりで成長していく日々のなかで、日本中を騒がせることになるあの事件が起きる――。ミステリとしての精緻さと、青春小説としての瑞々しさが高純度で美しく結晶した傑作。



◆感想


 甘酸っぱい初恋青春ミステリでした。
 主人公が小学生から大学生になるまでの物語です。
 ずいぶん長いこと初恋を引きずりましたね。

 主人公のキャラは好き嫌いが分かれそうですが
 ライトな読み味で面白かったです。
 特に脚注に笑わせていただきました。


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、今やっている作業が区切りの良いところまで進みました。
 頑張った!\(−−)/

 今日は、ちょっとだけ休憩します。
 グータラするじぇいっ!


タグ:似鳥鶏
posted by ササキマコト at 15:31 | 小説

世界でいちばん透きとおった物語/杉井光

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。女癖が悪かった宮内は、妻帯者でありながら多くの女性と交際しており、そのうちの一人とは子供までつくっていた。それが僕だ。宮内の死後、彼の長男から僕に連絡が入る。「親父は『世界でいちばん透きとおった物語』というタイトルの小説を死ぬ間際に書いていたらしい。遺作として出版したいが、原稿が見つからない。なにか知らないか」奇妙な成り行きから僕は、一度も会ったことがない父の遺稿を探すことになる。知り合いの文芸編集者・霧子さんの力も借りて、業界関係者や父の愛人たちに調べを入れていくうちに、僕は父の複雑な人物像を知っていく。やがて父の遺稿を狙う別の何者かの妨害も始まり、ついに僕は『世界でいちばん透きとおった物語』に隠された衝撃の真実にたどり着く――。



◆感想


 ……( ̄◇ ̄;
 正直、物語としての面白さはそこそこでしたが、
 著者の方の情熱に脱帽です。
 これはスゴいっ。

 読まれる方は予備知識なしで読んでいただきたいです。
 その方が、きっと楽しめると思います。


◆お気に入り度


 星5つ:★★★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、今日は、もう燃え尽きました(3_3)

 ということで、今からボーナスタイムに入ります。
 食べて、飲んで、読んで、寝ます(−−)ノ

 いえーヾ(´∀`)ノ


タグ:杉井光
posted by ササキマコト at 18:31 | 小説