ひとつむぎの手/知念実希人

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


大学病院で過酷な勤務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、失敗すれば…。さらに、赤石が論文データを捏造したと告発する怪文書が出回り、祐介は「犯人探し」を命じられる。個性的な研修医達の指導をし、告発の真相を探るなか、怪文書が巻き起こした騒動は、やがて予想もしなかった事態へと発展していく―。



◆感想


 面白かったですが、ミステリーっぽくはありませんでした。
 病院を舞台にしたお仕事小説っぽい印象です。
 私は読んでいて、マンガの『医龍』を連想しました。

 不祥事あり、陰謀ありなドロドロ展開で、
 結末も客観的に考えるとスッキリしていない気がしますが、
 なぜか読後感はさわやかでした。
 特に、主人公と周りの人たちの関係性の変化が
 良い感じに泣かせてくれます。

 ミステリーと捉えて読むと微妙かもしれませんが、
 お仕事小説とか大人の青春小説とかが好きな人は楽しめると思います。


◆お気に入り度


 星4つ:★★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、9月が終わりますね。
 激動の2020年も気がついたら4分の3が終わってしまいました。

 この感じで行けば2020年も何とか生き延びられそうですが、油断は禁物ですね。
 2021年のことも見据えながら、残り4分の1をぼへっと過ごすことにします。

 ……なんか真面目な感じになっちゃった(−−ゞ

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posted by ササキマコト at 08:49 | 小説

神話の密室 天久鷹央の事件カルテ/知念実希人

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


アルコールが一滴もないはずの閉鎖病棟で泥酔を繰り返す人気小説家。キックボクシングのタイトルマッチ、勝利の瞬間にリングで死亡した王者。かたや厳重な警備の病院で、こなた千人以上の観客が見守る中で。まるで神様が魔法を使ったかのような奇妙な「密室」事件、その陰に隠れた思いもよらぬ「病」とは?天才女医・天久鷹央が不可能犯罪に挑む。現役医師による本格医療ミステリ!



◆感想


 トリックに医療ネタが関わっていて謎解きはサッパリでしたが
 面白かったです。

 巻が進むに従って、鷹央先生が丸くなってきた気がします。
 それに伴い、小鳥先生を振り回す役どころは舞ちゃんになってきました。
 ある意味、様式美のようになっているじゃれあいですが……
 舞ちゃんはビックリするくらい優秀ですね(−−;

 脇役で目立った活躍は少ないですが、
 ちょっとしたやり取りから優秀さが感じられます。
 とある飲み会の前に(小鳥先生のために)生理食塩水を用意するあたり
 分かっています。

 そんな感じで、悪く言えば代わり映えしないいつも通りでしたが、
 そのいつも通り感が良かったです。


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、大人になるって悲しいですね(ノ∀`)

 シャウ〇ッセンを買ったのですよ。
 あれって、2袋で1セットになっているじゃないですか。
 あれを2袋とも開けて、フライパンでジュージューやっていたのです。

 そんなときに、ふと学生時代を思い出しましてね(−−)

 学生のときは、まずシャ〇エッセンを買うのに勇気が必要でした。
 あれって数百円するじゃないですか。
 数百円あれば、カップラーメンが3つ買えます。
 つまり、3食まかなえるわけです。
 その3食分の食費を片手で持てる大きさのウインナーにつぎ込む時点で
 清水の舞台から飛び降りる覚悟が必要でした。

 さらに!

 食べるときは絶対に1袋ずつです。
 2袋一気に開けるなんて、あり得ません。

 そんなリーズナブルな学生時代だったので、
 2袋ともフライパンでジュージューやることに抵抗がなくなった自分に
 成長を感じると共に少し寂しさを覚えています。

 シャ〇エッセンのお味は、もちろん今でも美味しいですが、
 学生時代の方が美味しく感じられました(−−)

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タグ:知念実希人
posted by ササキマコト at 07:40 | 小説

夢魔の牢獄/西澤保彦

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


教師の田附悠成は、過去へ遡って友人たちに憑依するという特異能力を持つ。だが誰に憑くかは選べない。確実なのは、恩師の義理の息子が殺された22年前に戻ってしまうことだけ。身をもって体験する友人たちや被害者の不可解な行動、そして隠された女の死。迷宮入り殺人事件の“あの日”を繰り返す田附が辿り着いた驚愕の真相とは?



◆感想


 お、お、おぉ?
 なかなか冒険しましたなぁ。

 実験的な試みなのでしょうか。
 西澤さんの作品にしては珍しい……というか初ではないでしょうか。
 妙に性的な描写が多かったです(−−)
 どこのエロ小説だよ。

 物語全体の感想ですが
 「一体、どうやって収束させるのかな(−−?」と思ったら
 尻切れトンボな感じで唐突に終わりました。

 ……が、その唐突さが良い余韻を作ってくれています。

 評価は分かれそうな一冊でしたが
 個人的には好きな読後感です。

 注意点として、帯の文句は気にしない方が良いでしょう。
 帯には「『七回死んだ男』を凌ぐ衝撃!」と書いてありますが
 本書は『七回死んだ男』とは方向性が違います。
 共通点は「タイムリープ物」という点だけですので、
 『七回死んだ男』とは比較しないで読んだ方が楽しめるはずです。


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、私の中にいる「やる気の神様」は、たまにトチ狂いやがります。
 今回も、そうでした。

 やる気の神様が言うのです。
 「ちょっと村上春樹の小説に出てくる主人公っぽい生活を送ってみろよ」と。

 「なんで?」と聞いたところ、返ってきた答えは「何となく」でした。
 やれやれ。

 ということで、今日は久しぶりにパスタを茹でます(−−)
 もちろん、ゆで加減はアルデンテです。

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posted by ササキマコト at 05:50 | 小説