サンリオ男子 俺たちの冬休み/静月遠火、株式会社サンリオ

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


サンリオ男子達が冬の北海道でアルバイト!?学年も性格も違うイケメン5人の共通点は、“サンリオのキャラクターが好き”な事。ある日、北海道で旅館を営む俊介の叔父さんから「従業員の殆どがぎっくり腰になってしまった!」とSOSが届いた事を切っ掛けに全員で冬の北海道へお手伝いに行く事に。美しい雪景色を楽しみつつ、慣れない仕事に奮闘するサンリオ男子達だったが、宿泊者の荷物が無くなるという事件が発生し――!?サンリオ男子達の煌めく青春の1ページがここに。



◆感想


 好きなミステリー(?)作家さんなので期待して読んだのですが
 期待外れでした。
 なんじゃ、こりゃ。
 登場人物がサンリオ好きである必然性もないし。
 展開も基本的に男子がワチャワチャしているだけです。
 一体、何がしたいのよ(−−?

 あまりにも腑に落ちないので調べてみたら納得しました。
 先に「サンリオ男子」というキャラクターがあって、
 それのノベライズなのですね。
 つまり、サンリオ男子好きに対するファンサービスと
 サンリオ男子の宣伝が目的ってことですか。
 だから、こんな感じになっているのね……。
 てか「サンリオ男子」ってのは小説のタイトルなわけじゃなくて
 そーゆーキャラクターがいたのか……。

 意図は何となく分かりましたが、
 静月遠火さんの小説を読みたかった私が
 満足できるものではありませんでした。
 サンリオ男子が好きな人は楽しめると思います。
 可愛い男の子たちがキャッキャ、ウフフしています。


◆お気に入り度


 星1つ:★


◆日記とか雑談とか


 さて、ちょっくら予定が立て込んでおりまして、
 あれやこれやと、いろいろやっていたら
 このブログを更新するのを忘れていました。

 ギリギリセーフ(−−;)


posted by ササキマコト at 21:41 | 個人的にいまいち

教室に並んだ背表紙/相沢沙呼

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


中学校の「図書室」を舞台に、クラスへの違和感や未来の不安、同級生に対する劣等感など、思春期の心模様を繊細に描き出す全六編の連作短編集。



◆感想


 まず前提として、私は結末がハッキリ提示される作品が好きです。
 作中で「あたし、結末がはっきりしないお話って苦手なんだと思う」というセリフが
 登場するのですが「分かるわー」となりました。

 先の展開を読者の想像に委ねて終わる意図も分かるのですけどね。
 料理で言えば、仕上げの味付けを食べる人がするような感じじゃないですか。
 それはそれでアリだけど、作り手が「この味!この味が自分の出したい味なの!」と
 しっかり提示してくれたものを味わいたい派なのです。

 それを前提として、私の好みには合いませんでした。

 まず一話目が、そんなに盛り上がりどころがない上に
 結末もふわふわした感じで「何じゃ?こりゃ」となりました。
 正直、この時点で読むのを止めようかと思いましたよ。

 我慢して2話目を読んだのですが、それ以降は少しずつ面白くなっていきました。
 ミステリー的な仕掛けもあって「やるじゃん(*´ェ`*)」となったのですが、
 最後の最後で……結末がハッキリしないっ!(>A<)

 いや、客観的に見たら、とても良い終わり方をしたと思いますよ。
 余韻のある終わり方で、未来を期待できる良い終わり方です。

 でも、私は結末がハッキリ提示される作品が好きなのです。

 ということで、結末がハッキリ提示されないモヤモヤを複数回味わったので
 個人的な好みには合いませんでした。


◆お気に入り度


 星1つ:★


◆日記とか雑談とか


 さて、11月も終わりですね。
 いよいよ、2024年も残り1ヵ月です。
 今年のキャッチフレーズは「読書2024」なのですが、
 あまり読めていません。
 残り1ヵ月で1年分読書しまっすp(−−)q(無理)


タグ:相沢沙呼
posted by ササキマコト at 06:07 | 個人的にいまいち

彼女は逃げ切れなかった/西澤保彦

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


彼女は逃げ切れなかった――不思議な双子と元刑事が、すべての真相を見抜くから。轢き逃げを起こした車に積まれていた変死体、何度も殺人犯の身代わりになる男、全焼した家から発見された死後数十年の謎の死体……。酒場に持ち込まれる「奇妙な事件」の裏にあるものとは!?五年前に警察を早期退職した纐纈古都乃は、ある朝、車での轢き逃げ現場に遭遇する。その瞬間、交差点の向かいにいた双子の姉妹が妙な閃光を放ったように見え、轢き逃げをした車が急停止し、別の車と接触。そして轢き逃げをした車のトランクからは女性の遺体が発見された。後日、居酒屋を切り盛りする旧友からの頼まれ事をきっかけに、古都乃は双子と再会する。古都乃は姉妹に、「ことさんは、やっぱり見えるんだ」と話しかけられて――。



◆感想


 最近は当たりが多かった西澤保彦さんですが、
 今回は個人的にイマイチでした。

 双子の特殊設定がなくても話は成立しそうだし、
 人間関係がゴチャゴチャしていて分かりにくいし、
 ダラダラ推理するパートが長いし、
 話に、のめりこめませんでした。

 最初の方は結構面白かったのですけどね。
 途中からは惰性と意地で読み進めていたので、
 読んでいて何度か寝落ちしてしまいました(−−)Zzz・・


◆お気に入り度


 星1つ:★


◆日記とか雑談とか


 さて、ちょっと悲しいことがありました。
 ジェネリック天下一品と私の中で話題の
 日清食品さんの「日清ごくり。 濃厚鶏白湯ラーメン」が
 近所のスーパーからなくなっていたのです。
 唯一ごくりを売っているスーパーだったのにぃ(つд`)・°・。

 ということで、ジェネリック天下一品が食べられなくなりました。
 仕方ないので本物の天下一品を食べに行ってきます。
 近くにないんだよなぁ、天下一品の店舗(−−ゞ


タグ:西澤保彦
posted by ササキマコト at 12:49 | 個人的にいまいち