まず良識をみじん切りにします/浅倉秋成

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


「とにかくヘンな小説をお願いします」そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。憎き取引先への復讐を計画する「そうだ、デスゲームを作ろう」、集団心理を皮肉った「行列のできるクロワッサン」、第76回日本推理作家協会賞ノミネートの『ファーストが裏切った』など、日々の違和感を増殖、暴走させてたどり着いた前人未到の五編。これも浅倉秋成。いや、これこそが浅倉秋成。



◆感想


 『六人の嘘つきな大学生』の印象が強いこともあって
 ミステリー系を期待して手に取ったのですが
 『世にも奇妙な物語』みたいな内容の短編集でした。

 好きな人には刺さると思いますけどね。
 私は、はっきりした結末が提示される作品が好きなので
 「そんなのがオチなの?」と思う話ばかりで
 個人的な好みからは外れていました。


◆お気に入り度


 星2つ:★★


◆日記とか雑談とか


 さて、抜糸してきました。
 まだ、ちょっと違和感はありますが、
 痛みはないし、左手でもキーボードを打てるようになりました。

 ということで、このブログの更新頻度を
 2日に1回に戻します(−−)ノ

 今後とも、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m


タグ:浅倉秋成
posted by ササキマコト at 19:26 | 小説

さくらのまち/三秋縋

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


二度と戻らないつもりでいた桜の町に彼を引き戻したのは、一本の電話だった。「高砂澄香が自殺しました」澄香――それは彼の青春を彩る少女の名で、彼の心を欺いた少女の名で、彼の故郷を桜の町に変えてしまった少女の名だ。澄香の死を確かめるべく桜の町に舞い戻った彼は、かつての澄香と瓜二つの分身と出会う。あの頃と同じことが繰り返されようとしている、と彼は思う。ただしあの頃と異なるのは、彼が欺く側で、彼女が欺かれる側だということだ。人の「本当」が見えなくなった現代の、痛く、悲しい罪を描く、圧巻の青春ミステリー!



◆感想


 なんだかなー(−A−)

 面白かったし一気読みしたけど、
 なんだかなー(−A−)

 捉えようによってはハッピーエンドかもしれませんが、
 基本的には救いのない、やるせない話でした。

 お話自体には引き込まれたのですけどね。
 ぬぅ(−公−)

 切ない系の話が好きな人にはオススメです。


◆お気に入り度


 星2つ:★★


◆日記とか雑談とか


 さて、お手々が痛いです。
 痛みが治まってきたので調子に乗ってキーボードをポチポチしていたら
 痛みがぶり返してきました(−−;

 ということで、このブログの更新は
 もう少しお休みします(−−)ノ

 ちなみに傷の治り具合にもよりますが、
 抜糸は15日(金)の予定です。


タグ:三秋縋
posted by ササキマコト at 03:34 | 小説

やりたいことの見つけかた-89歳、気ままに独学/若宮正子

◆本の内容(amazon.co.jpより引用)


シニアのいまを楽しむために、もう一度、学んでみませんか。といっても「○○教室」へ通う必要ありません。「ダメもと精神」「つまみ食い主義」「自由気まま」でOKです。80代からブレイク、世界最高齢のプログラマーとして注目の的になる一方、旅先では見知らぬ人に助けられてトラブル脱出。スマートフォンはいじくりまわしたあげく再起動。心の拠り所は地球各地にいる友とのオンライン交流――こわいもの知らずのおっちょこちょい、89歳若宮さんが毎日楽しく生きるコツは、おおらかで気ままな「独学」にありました。中公新書ラクレ『独学のススメ』を増補、改題した決定版。



◆感想


 iPhoneアプリの「hinadan」を開発された
 世界最高齢(?)のプログラマーである若宮正子さんのエッセイです。

 個人的には、もう少しITに関する話というか、
 アプリ開発のあれこれについて知りたかったのですが、
 そこまでアプリ開発のエピソードは多くありませんでした。
 どちらかというと日常生活についてのエッセイといった雰囲気です。

 ということで、期待していた内容とは少し違ったのですが、
 楽しく読めました。
 若宮さんは本当に気持ちが若いですね。
 自分も、まだまだ老け込んでいられないな〜と思わされました。


◆お気に入り度


 星3つ:★★★


◆日記とか雑談とか


 さて、左手をガラスで切ってしまいました。
 右手だけだとキーボードが打ちにくいので
 ある程度治るまで、このブログをお休みするかもしれません。
 よろしくです(−−)ノ


タグ:若宮正子
posted by ササキマコト at 11:48 | その他